台湾に行きたいワン
ICPC Taichung Regional とはなんぞや?
ICPC(International Collegiate Programming Contest)という世界中の大学が参加できるでっけー競技プログラミングのコンテストがあり、最終的な決勝戦であるところの World Final に対して、いろんなところで予選がある、そういう大会がある。3人1チームでやるチーム戦なのだが、自分が属しているチームである y_1 は7月に一個目の予選である国内予選に参加して12月に行われる Yokohama Regional への進出権を得た。(↓国内予選については参加記があるので、こちらからも雰囲気が分かるかも)
Regional というのは日本では Yokohama で行われているが他にも色々な国で行われており、アジア太平洋地域の Regional では、優勝すると World Final(以下、WF) に、優勝せずとも良い感じの結果を出すと Asia Pacific Championship に進出することができ、Asia Pacific Championship(以下、Championship) からも上位の何チームかが WF に進むことができる。そして、その Regoinal のうちの一つが台湾で行われる Taichung Regional である。
なぜ我々は Taichung Regional に出たのか?
ここまで説明した Regional について、最大2つの Regional に参加することができ、日本の国内予選で参加権を得た Yokohama Regional の他に我々 y_1 は Taichung Regional に参加した。我々の実力として、どこかしらの Regional で優勝することは現実的ではないが、Championship に進出できる可能性があるのではないかという感じで、出る Regional の数を増やして Championship に進出できる可能性を少しでも上げたいという話を前からしていた。アジア太平洋地域で行われる Regional について、それぞれの地域の治安・移動コストなどを考えると、韓国で行われる Seoul Regional か台湾で行われる Taichung Regional のどちらかに出たいという感じだった。
ここで、Asia Pacific Championship に参加できるチームを選ぶためのルールがいくつかあるのだが、複数の大会の結果を一つにまとめる以上どうしても Championship に進みやすい Regional と進みにくい Regional がある。Championship 進出難易度については、候補に挙がった Regional と Yokohama を比較すると Taichung < Seoul ≒ Yokohama (左ほど簡単)という印象で、できれば Taichung に進みたいという話に。去年も Championship 進出ボーダーが Yokohama 等と比較して高くなかった印象があり、今年は海外チームの申し込みが殺到するんじゃないか?と思っていたが意外とそうでもなく、最初の申し込み期限までには海外チーム用の10枠のうちいくつかが埋まらず、申し込み期限が延期となっていた。
また、北海道大学の ICPC チームとして、レーティングや Championship 進出欲が近い Akai_koibito というチームもいるのだが、そのチームのメンバーとも海外 Regional について色々話していて、恐らく向こうのチーム内でも我々と同じような話が行われ、結果的に北大からは2チームが Taichung Regional に行くことに。ちなみに北大から海外 Regional に行くというのは相当久々らしい?(少なくともここ5年はないはず)
メンバー紹介
前提を話していて我々が何者か?という話をしていませんでしたね。以下のようなチームです。
kouty (AtCoderID: kouty)
y_1 の y 担当。998 や geoguessr が強いイメージがある。B2。
hato_ (AtCoderID: hato_)
y_1 の _ 担当。典型や音ゲーに強いイメージがある。B4。
ococo (AtCoderID: ococonomy1)
y_1 の 1 担当。この参加記の筆者。一応天才担当ということにもなっているが、コンテストで発揮できる天才度にはかなりムラがある。タイピングに強く、e-typing の自己ベストは627。B4 だが ICPC ラストイヤー。高身長イケメン。美少女でもある。参加記の文字数は多ければ多いほど良いと思っている。
winter (AtCoderID: winter_2521)
y_1 のコーチ担当。海外 Regional の参加登録は結構コーチに頑張っていただく必要があったり、海外旅行経験があったりと、かなり頼りになったしお世話になった。M2。
このメンバーからなる北海道大学のチームである。選手3人のレーティングは全員2000前後。
また、y_1 の自分以外の人も参加記を書いているので、それのリンクも載せますね。
どういう練習をしたかのやつ
Codeforces の gym に台湾の国内予選や Regional があったためそれをメインでやった。オンラインで練習する日もあったが、同時実装はもちろんなしの上、ライブラリも写経担当の ococo が手元で写経する→ discord に写経したものを貼る→それをコピペしてもらって使ってもらう、みたいな感じでやった。これでオンラインでも写経ミスに対する対応力の練習ができる。
また、ライブラリについては基本的に hato が用意した。ICPC 用にライブラリを pdf にできる良い感じのやつを見つけてもらい、それに必要そうなのを加えたり不要そうなのを取り除いたりしてもらった。写経をするのは基本的に ococo だが ococo はそういう良い感じのものを見つけるのが苦手でありデータ構造等の知識も少ない方であるため助かった。
戦略
ICPC 参加記といえば!!やっぱり戦略でしょ!!そのチームがどういう戦略だったのか見るの面白いし!!!
とはいえうちのチームは AtCoder のレーティングが全員近く、極端に尖った能力の人間がいるわけでもないしあまり面白い戦略は採用していない。
一番タイピング速度が速く一番英文を読むのが遅い(チーム内の英文を読む速度の差については諸説ある)のが ococo なので、セットアップ・写経周りは全て ococo がやる。過去問をやった結果前と後ろに簡単枠が置かれがちっぽいので hato/kouty が一番前と一番後ろから一問ずつ読んでいき、読めた方から内容と解法を伝えていく。ただし、ある程度より解法が複雑になると解法を自然言語で伝えるコストより内容を把握している人がそのまま書くコストの方が小さくなるため、伝えづらそうになったら途中からは読んだ人が実装し、その頃には問題文がめちゃくちゃ長い問題文以外の全部を hato/kouty のどちらかが読んでいることが多いためその中から解けそうなやつの考察に ococo も加わる。実装を詰め切れていない/実装に時間がかかりそうな問題しか残っていなかったら必要だと分かっているライブラリを ococo が写経をする。国内予選でも速解き力で序盤相当順位が良かったチームだった速解き力があるチームなのに加え、ococo のタイピング速度もありかなりペナ差で勝ちたいチーム・戦略となっている。
練習以外の準備のやつ
Taichung Regional に申し込みができたことを確認した後に、チームで discord 上に集まって飛行機や宿などの予約をした。自分も通話に参加していたがあまり協力できていない。コーチである winter さんがこの辺りについて色々頑張ってくれたので、そっちを読んでください。俺はただ、たまに「それでいいんじゃないですか?」「それでいいと思います」「それで良さそうですよね」などとたまに言っただけ。お前はいつもそうだ!この口出しはお前の人生そのものだ!お前はいつも失敗ばかりだ。お前はいろんなことに手をつけるが、ひとつだってやり遂げられない。誰もお前を愛さない。
それ以外に個人的にやった準備として、睡眠調整がある。調整をする前の睡眠時間について、眠くなったら寝る お昼過ぎに起きる 遊びたくて遊ぶ お腹減ったらご飯を食べる という感じで午前5時頃にならないと寝られない状態になっていた。しかしコンテスト当日は日本時間で午前7時頃に起きる必要があり、そのためには前日の23時頃に寝たい。しかし体内時計がそれを許さない、どなっていたため、2週間前くらいから睡眠時間を必死に後ろに倒した。完全な昼夜逆転を一瞬挟み、結果16時間ほど後ろに倒して21時頃に眠る生活に。B1~B2 の頃は生活習慣が終わりすぎていて1か月半で睡眠時間が一周するほどカスな生活リズムをしていたため、昼に予定があっても睡眠時間を後ろにずらすためのテクニックをいっぱい持っていた。それが功を奏したという訳やね。あの頃の終わりの生活が伏線として回収される日がくるなんて。人生何があるか分からないですね。
実際にあったことのやつ
※時刻は基本的に現地時間です。ちなみに日本と台湾の時差は一時間です。
※台中駅が本当は2つあり結構離れているのですが、説明・書き分けが面倒なので両方とも「台中駅」と表記しています。この2つは電車で20分くらい離れています。
11/8(土)
土曜日は基本的に ICPC の練習をしていたのだが、この週は STPC があったのでそれに出た。結果は Div.2 で2位と非常に好成績。強い人たちが Div.1 に出ていたとはいえ相当嬉しい結果に。
(その時のツイート貼ろうと思ったけど UCup あるからネタバレ避けてねみたいなのもあり張らない方がいい?ハッシュタグのミュートも効かなさそうだし。)
11/12(水)
最終確認の日。飛行機や宿を改めて確認したり、入国のために必要な埋める欄に必要な事項を埋めたりした。昔は物理的なカードに書き込むことが必要だったらしいが今は予めパスポート番号と必要な事項をインターネット上で記入すれば十分。便利な時代になったものですね。
11/14(金)
移動日。睡眠調整の成果もあり目覚ましなしで午前4時半頃に起きる。風呂入ったりダラダラしたりしながら荷造り。10時過ぎに札幌駅に到着し、新千歳空港に向かう。
— おここ (@ococonomy4) 2025年11月14日
— おここ (@ococonomy4) 2025年11月14日
北大勢で集まり新千歳空港で食事をしたりするなど。荷物を検査されたり出国をしたりするなどして、15時頃に飛行機に。
iPad で音楽等を聞きながら4時間ほど飛行機に乗り、現地時間18時に台湾に到着。
Taoyuan Airport pic.twitter.com/2IfrhG4aVf
— おここ (@ococonomy4) 2025年11月14日
地下鉄・新幹線・電車を乗り継ぎ台中駅のホテルに。日本の感覚だと相当安いところだったのであまり期待していなかったが、結構広かった。(てかここ数年の日本の宿が高すぎませんか?特に都市部)
ホテルに着いてから、 hato 君がグローバル Wi-Fi のレンタルをしていたため、それのアクセス方法を確認する。ホテルはチームごとにとっていて y_1 は2人部屋が2つで、 hato 君は違う部屋だったのだが、ococo と同じ部屋の winter さんが eSIM が上手く繋がらなさそうだったのもあり、こっちに置いてくれた。
スマホは Wi-Fi にアクセスできたし次は iPad を繋ぐか~と思ってリュックを探すと iPad がない。え?いやいや。見間違いだろう。もう一回探す。やはりない。あ!飛行機だ!飛行機の中で iPad を使って、着陸直前に前の席のシートに入れたが、着陸してから eSIM がちゃんと動くかしか考えてなかった!!!ヤバいヤバいヤバい。いつもは飛行機とか新幹線とかの席を降りる時指差し確認してるのに。こういう時に限って、うわ~。どうする?今言うか?え?でも多分返ってこないだろうし。うわ~……。俺っていっつもこうだ……。元々かなりそそっかしい人間ではあるが最近は大分コントロールできるようになってきたと思ってたんだけどな……。うわ~。いや、大丈夫大丈夫大丈夫。あの iPad でやってたのなんてほとんどが Twitter と Youtube でそれは他の端末でメインで使っているのをログインしていただけ。それにあの iPad も古くて正直そろそろ買い換えたいと思ってたから良いタイミング。大丈夫大丈夫大丈夫。いや、でもこういうタイプのミスってもう克服できたと思ってたんだけどな~……。
などと考えながら、このことを誰にも話さず風呂に入った後就寝。
11/15(土)
朝起きるとiPad のことは当然覚えているが一晩経つと落ち込んだ時の感情というのはすっかりなくなっているもの。良いことか悪いことか。
数週間前から行っていた睡眠調整のおかげでかなり早く起きることができ、同じ部屋の winter さんも同じくらい早起きしていたため、2人でホテルの朝食バイキングに。サツマイモのボール?みたいなのが美味しかった。
その後、北大勢で集まり台中駅から台中駅に。
プップー ブンブンブーン ブンブンブンブンブーーン
この Regional のホスト校である亜洲大学に着き、チーム登録的なことをする。英語表記は Asia University だが亜細亜大学ではなく亜洲大学である。(あしゅうだいがく、と読むらしい?)チーム名を伝え、パスポートと学生証を見せ、Tシャツとバッジを受け取り、チーム写真を撮影。必ず撮らなきゃいけないらしい。あとこのタイミングで他の日本勢(の一部)と会うことができ、自己紹介や軽い雑談をした。
会ったことある(と思う) er に「◯◯で会いましたよね?」と言ってピンと来られないを複数回やったが、冷静に考えると最近髪型とメガネの有無が変わったので気づかれないのはそれはそうなんだよな。
— おここ (@ococonomy4) 2025年11月15日
この日はコンテストはなく practice の日。エディタ等の環境の確認を行う。事前にインターネットで言われていた「君たちにこういう環境を用意したよ」のやつのエディタ一覧に VSCode が書いてなかったがパソコンには VSCode が入っており、どういうことなんだ、本当に使っていいのか、と話題になったが、質問した結果使っていいらしかった。予め使える環境を書いていたところに VSCode が抜けていたっぽい?
また、説明のスライドについて繁体字と英語が両方書かれていたり、説明の時に中国語?台湾華語?での説明と英語での説明が両方されていたりと、現地の人に有利な方式がとられていた。これに関しては英語のみを徹底している Yokohama が非英語圏では珍しそうな気がするけどどうなんだろう。
その後、Meal Box という名のパンが4個入った箱を一人一つ貰い、台中駅に戻った。
ブーーンブンブンブンブーン ブブブンブンブンブーン ブンブンブーーーーーン
シャトルバスで台中駅に戻ってから台中駅のフードコートで食事。自分たちが座ってたテーブルから3つか4つくらい離れたテーブルにマルチ(ネズミ講ともいう)っぽい人がいた。日本のマルチと言えば昼すぎのカフェの印象があるが台湾のマルチは夜のフードコートなんだ。いや昼のカフェにもいるのかもしれないけど。数テーブル離れていたからよく見れなかったがパソコンの画面でいかにもネズミ講っぽい「こうやってあなたも儲けられます!」みたいなスライドを見せながらうさんくさい人が無気力そうな人に話していた。「ネズミ講っぽさ」は喋っている内容が分からなくても判断できるという学び。くれぐれも皆さんネズミ講には気を付けましょう。騙す方が一番悪いですが。
ホテルに戻ってからは ABC に出ず、順位表だけ見ていた。
![]()
すっげ~順位表。とんでもない回。こういうのもあるよね。とはいえ改めて見ると転倒数は 2 か。途中開いた時は DG も逆だったような気がする。
11/16(日)
6時頃に起きて前日に貰った Meal Box のパンとその前の日にコンビニで買ったモンスターエナジーを飲み、うんちをする。いや、急にうんちとか言ってふざけやがって、と思われるかもしれないけど、うんちを無理矢理にでも出すことでコンテスト中のストレス源が一個減るのである。減らせるストレスは減らさなければならない。だから、うんちをひり出す。これは褒められるべきことですよ。
台中駅からシャトルバスに乗る。前日と同じところ。
ブーンブンブンブンブーンwwwwブンブンブーーーーンブンブンブンブブブーンwwwww
シャトルバスに乗っていると winter さんが、我々が乗った飛行機の航空会社であるチャイナエアラインからメールが来たと話していた。「iPad の忘れ物がある」という内容らしい。一回は諦めたとはいえ、さすがに「それ自分です」と伝え、winter さんのメールアドレスから予約してもらったためそっちでやりとりした方が良いですかね?とか言いながら自分の iPad に貼ってあったステッカーの画像を送った。これとどの席に座っていたかの情報で、強く一意に絞れるはず。iPad が取り戻せそうな俺は強い。お天道様すらも俺の味方をしている。
亜洲大学に到着後、割とすぐに荷物を預ける。その預ける荷物の中にはスマホとかもある訳だが、コンテスト開始までは一時間半くらいあり結構暇に。仕方なくその辺を歩いていたら喫煙禁止と書いているエリアにタバコが箱ごと置かれていた。パッケージをよく見ると日本語が書いてある。ピースの 10mg で、外にあったのだが何日も放置されていたのか相当汚かった。5本くらいしか残ってなかったし。近くに繁体字が書かれたライターもあった。そっちは台湾のなんすね。ライターは飛行機で運べないから?
その後退屈なので歩き回ったり歩き回らなかったりしていながら、東工大の tukuyom1 のメンバーと会い、話す。色々話していたら入場開始に。入場するときに改めてポケットに何も入っていないことを確認された。Yokohama はここまで丁寧じゃなかった気がする?入場に時間がかかっており、当初の予定から10分遅れて始まることに。
以下、コンテストの内容。ちなみに小見出しの問題名は AC のタイミングを基準につけているので必ずしも ococo が関わった問題ではないです。あと、自分以外の2人の行動を完全に把握している訳ではないので間違っている可能性があったり、若干時系列が入れ替わったりしている可能性があります。
A
コンテスト開始と同時に VScode を開き PC のセットアップする。まずコンパイルコマンドを打ち込んだ後、テンプレを打っていると hato が A 問題を読めたらしいので内容を聞く。A問題は値が3つ与えられて、最大値と最小値の差が一定よりでかかったらある文字列を、そうでなかったら別の文字列と中央値を打つらしい。内容を聞きながらコーディングしていたので中央値の取得が必要と知る前に最大値と最小値の取得を書いており、中央値を (a xor b xor c xor 最大値 xor 最小値) で取得した。コードを提出し AC (3分)。
M
それを打ち終わったあたりで kouty が M 問題を読めたらしく、内容を聞くと素直に BFS を書くと良さそう。そのまま BFS を書き AC (10分)。
E
そのあたりで hato が E 問題を読めたため内容を聞く。内容・解法は把握できたものの変な問題だなあと思いながら順列全探索を書く。そのままAC (14分)。
F
その後、再びテンプレの続きを打っていると隣でhato/kouty が同じ問題を考察しているっぽい。考察に混ざった方がいいか?などと迷いながらテンプレを打ったり、コンパイルエラーを直したりしていると F 問題が解けたらしい。問題の内容は把握していないが実装は軽いらしいので hato にいわれた通りに実装し、AC (27分)。
B
この辺りで順位表を見ると我々が通していない問題の中で B が一番解かれている。問題概要を聞きながら「歩きの方がバスより速いならバスに乗る意味はない」「バスの順番が前後することはない」「複数のバスに乗ることは考えなくて良い」などと話していると、hato が解けたっぽい。自分はあまり把握していなかったが hato が書けそうなので実装してもらい、AC (53分)。
L
hato が B を書いている間に kouty から解けそうな問題の内容をいくつか聞く。L 問題が中でも解けそうという話になり kouty と一緒に考える。「01列の区間 flip は階差を考えると2か所のflip になり、階差の列を考えると mod k ごとに完全に独立に考えていける」みたいなことを話している段階で hato の B の AC もでき、合流して3人で考える。色々話している間に割と方針ができたっぽいので kouty/hato に実装をしてもら他の問題を見る。順位表を見るとちょっとだが J が解かれているので J 問題を考え、サンプルを基に色々お絵描きする。データ構造で上手いことできてもおかしくない雰囲気はあるが分からんなあと思い、 順位表では I も同じくらい解かれていたため I も考える。めちゃくちゃ幾何だなあ、うちのチームは幾何誰もできないなあと思いながら考えると、まあ半分に切れるなら半分に切りたいし、そうじゃないならどっかのイチゴがギリギリじゃないといけなくて、それなら凸包をとりたい、とか思っているうちに、時間をかければ解けるのでは?と思う。そのくらいの頃にkouty/hato が実装していた L が、ペナを経つつもAC (149分)。
J
kouty/hato が L を解けた後 J に移り、ちょくちょく聞こえてくる話を聞きながら割と良い感じに解けてそうだな~と思う。そしてそれを聞きながら幾何ライブラリを解読したり二次方程式を解いたりする。ある程度 I について考えて一回解けたつもりになり、実装をするが実装をし始めてから同一視しちゃいけないものを同一視していることに気付くなどしたりして、結構困る。そうこうしているうちに J が割と解けたらしいので、頭をリフレッシュするために他のことをするのも兼ねて、セグ木を写経。J について実装や細かいところがまとまりきってなかったみたいなので、I の実装をちょくちょく進めたり条件や式を整理しながら J を実装してもらうなど。一回ペナってたみたいだったがその後 AC していた。(240分)
I
J が通せたところで残り60分であり、 I はあとはちゃんと詰められれば通せそう、 K は結構通されてるからそんな変なことしないのかもしれない、という状況に。ここで kouty が I に加わり hato が K に取り組むことに。ここからは I と K で片方が実装が詰まったらもう片方が実装を奪う、みたいな状態が続いた。 I の問題概要を kouty に伝え、基本は凸包、円と直線の交点を求めてから、その直線円を切った時の式が怪しいという話や、サンプル2を紙に描いたからそれを見せるなど。結果的にそこは大丈夫と分かり、半分に切ることができるかの判定がミスっているっぽいと分かる。kouty から「原点を含んだ凸包を取ると良いのでは?」と提案され、それを実装する。一回 WA が出たため提出したコードをプリントし hato に実装を奪われながらコードと睨めっこしていると、一か所コメントアウトしているところが間違っていることに気付く。そこを修正して提出したら AC (285分)。
K
I を通したタイミングで hato が K に提出していて、デバッグ用の出力とかを見ながら改めて提出したら通っていて、AC (289分)。
その後は10分しか残っておらず、解けそうな問題も残っていないためコンテストについて振り返っていた。ococo は最後の I について、最終的に通せたはしたものの結構凡ミスが多いことに気付きかなり落ち込んでいた。最終的に振り返ると I は幾何の典型にちゃんと慣れていればそこまで苦しまずに実装できそうな問題だったなあと。幾何にもちゃんと対応していきたい。
結果は9完に。戦略でペナ差で勝っていきたいなどとほざいていたが、9完中3問がラスト60分だから全く速解き型ではなく、結果的に9完内で一番下の順位だった。とはいえ前半の時間を効率的に使えたからちゃんと手を付けた9問全部を時間内に通しきれたのかもね。
コンテスト後はコーチの winter さんが戻ってきて、問題の感想とか Taichung Regional から公式に配信されてる Youtube がどんな感じだったとか聞きながら、荷物を取って移動。閉会式的なやつとかが行われた。コンテストのラスト1時間の提出は凍結され順位表からは提出されたという情報しか見れないようになっているが、それが通っているかどうかを発表する YesNo の時間に。我々は凍結後 3 問に提出したが 3問全部 AC だったため YesNo で3回順位が上がった。うれしい。
11~30位のチームが Silver Award ということで銀メダルを受け取った。
16 位なので銀メダルが貰える pic.twitter.com/SWSUbQaUO3
— おここ (@ococonomy4) 2025年11月16日
銀メダルではあるが銀製ではない。(というかマジの純銀のメダルが来たら相当ビビる)
閉会式・表彰式的なやつが終わってからは解散となり、またパンが4つ入った Meal Box を貰ってからシャトルバスに乗って台中駅に戻った。
ブーンブンブンブンブンブンブンブンブーーーーーーーーーーンwwwwwwwブンブンブンブンブンブンブンブンブンブーーーーーーーーーーンwwwwwブンブンブーーーーーーンwwwwンブンブンブンブ(←裏拍!?)wwwブンブンブンブンブーーーーーーーーンwwwwwwwwwww プップー プッププッププップー ブイイイイイィィィィィィィン
台中駅に戻ってからは夜市に行って観光する勢が多かったが、自分はホテルの部屋に戻って ARC に出ていた。Regional の成績が悪くて ARC に出ていたら「誰が出てんだよ」感があったがそこそこの成績が出せたが恥ずかしずに ARC に出ることができた。結果は散々。0完。A 問題は300点のはずなのに。得意なセットではないがさすがに元気がある状態ならここまでひどくはなかったはず。レートを70溶かしたが危機感を感じておらず、ただ危機感を感じていない状態には危機感を感じている。メタ危機感。
11/17(月) (day3)
この日は excursion として、外国チームの10チームが招待され台中のいくつかの場所を観光した。外国チーム10チームのうち7チームが日本人チームであることもあり、前の日のコンテストの話や他の競プロの話を他の日本人競プロerと話していた。宮原眼科という台湾の有名なアイスクリーム屋さんに行けてハッピー。台湾に行く前から話題になっていたが今回は機会がなさそうかな~くらいだったのでかなり嬉しいね。宮原眼科はトッピングにパイナップルケーキとかがあってさすが台湾と思った。さす台。
excursion が終わってからは新幹線みたいな乗り物で空港がある桃園へ。行きは自由席に立っていたのだが帰りは指定席を取ることができて座って帰れた。winter さんにチーム4人分の指定席をまとめてとってもらい、自分の分を各々払ったのだが、持ち合わせの都合上1000円札2枚と100台湾ドル札1枚というあり得ない払い方をした。
桃園に戻ると雨!台湾に上陸してからここまで3日間雨とは無縁だったが、最終日直前に雨に遭うことに。幸いほとんど屋根の下だけを歩いて移動できたからほとんど濡れることはなかった。
ホテルに着いてからは、お土産探しを兼ねて空港に移動。この時に行きの飛行機で忘れた iPad も受け取れた。本当にありがたい。ありがとうチャイナエアライン様。いや、チャイナエライン御中と言うべきか。
その後、北大勢全員で空港のフードコートで食事をしたりお土産を見て回ったりしてから、再び部屋へ。ococo/winter が泊っている部屋に hato/kouty も来て 台湾ビールを飲みながら色々話した。但し ococo だけは常備薬の影響で医者から飲酒が禁止されているため酒は飲まず。 色んなことを話したような気がするが、かなりの時間の割合が Championship の進出条件だった気がする。Championship の進出条件は人間が理解するには難しすぎる。この時間 yukicoder のコンテストが開催されていたためちょっとだけ触れたが全く解けず。多分家で落ち着いてたら解けた問題もあっただろうけどメモできない状況だとまあ無理。あと疲れてるし rated じゃないしで本腰入らなかったのもある。言い訳の塊ですね。
11/18(火) (day4)
帰宅の日。この日は早起きして飛行機に乗るだけだった。なんと5時半起き。日本時間でも6時半である。飛行機に乗ってからは寝たり起きたり。ぐっすり寝たかったが飛行機の中ではそうもいかない。うるさいし揺れるし狭いし。無意識に両側の肘起きを占領していて申し訳なくなって小さくなるけどいつの間にかまた肘起きを占領してしまったりしていた。人間に無意識をコントロールするのは不可能。不可能だが諦めてはいけない。無意識に抗い続けるのだ。理性を持った生物として……。あと偏西風とかジェット気流とかのおかげか行きより大分早かった。
新千歳空港に戻ってからはフードコートで食って帰る。和食を食べている人もいたがオイラは担々麺とチャーシュー丼を食べた。数日台湾に滞在してから日本に戻ってから一発目の食事を担々麺にしても良い。常に新しい選択肢を提示し続けろ!
感想など
コンテストでこんな感じだったよ~のところで順位に言及してなかったが全体で16位で、同校制限等を除くと Taichung Regional で10番目なんですよね。Taichung Regional 内から Championship に進出できるのは 9~10 枠くらいと予想されているらしいのでかなりボーダー付近である訳ですよ。
そして、 Taichung Regional 内の何番目かというのは、先ほども触れた通り同校制限にも関係していて、これはある大学のあるチームが何かしらの Regional で優勝するとその大学の他のチームが順位表から除外されて他のチームが Regional 内で何番目かが変わる。起こる可能性が一番高いケースを具体的に言うと、National Taiwan University のどこかしらのチームがどこかしらの Regional で優勝すると我々の Championship 進出はほぼ確実となります。
そんな訳で 11/17 に Championship の進出条件を色々話している時とかに、色んな Regional の参加チームを見ていて、結構 National Taiwan University の強いチームが色んな Regional に応募していることを確認していて、Taichung Regional は Asia Pacific 地域で行われる7つの Regoinal のうち2番目であるため、これらは全然起こり得る未来である。つまり我々が今することは National Taiwan University 全力応援なんですね。頑張れ頑張れ!キミたちならいける!
そんな訳で、喜ぶとぬか喜びになるかもしれないけど Championship に進める可能性は割とあるんじゃないかと思っているので、ここ数日ソワソワしております。しかし我々にはまだ Yokohama Regional がある。Yokohama Regional でもっと良い成績を出せばこんなソワソワする必要がないのである!(もっとも Yokohama までに大分 Regional が行われるためその時には状況が変わっている可能性もあるが)Championship 進出のために有利なスコアを取る、という点について Yokohama で Taichung より良い成績を取る難易度は結構高いが、起こり得ないということは全くないので頑張りたい!といったところ。頑張らねば。
自分は今年で ICPC ラストイヤーで、今まで Championship に進出したことはないが、今年最初で最後の Championship に進めるかもしれない。そうするとまだまだ気を抜けない状況になっている。こうやって改めて今の自分が置かれている状況を書いているとモチベーションが刺激されるね。
あと、来年以降も ICPC 出場権がある後輩が今回の Regional を経て海外 Regional に行くことに結構積極的になっていたのも良かった。来年以降の自分が出ていない ICPC についても、自分が在籍している/していた大学が色んな Regional や Championship に出てワクワクしたいし。
いや、思考が OB みたいになってきてしまっていますね、まだまだ現役。数週間後に Yokohama Regional もあるし、そこで終わるつもりもない。頑張るぞ!
最後に感謝を。チームメイトやコーチをはじめとして、今回の y_1 に関わってきてくれた皆さん、そして作問陣や当日の Regional のスタッフの皆さん、ありがとうございます!!!












